デジタル化コンソーシアム設立

Digital Consortium
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未来型人材の育成

データを活用する未来人材の育成を目指して
「大崎農園コンソーシアム」を設立

私たち有限会社大崎農園は、土づくりからこだわった食味の良い大根を生産し、多くのスーパーバイヤーから評価をいただいております。

時流に合った技術を導入し、コストリーダーシップを追求した経営で10年間黒字と規模拡大を実現しており、将来のビジョンとして若い人材を育成し、国内農業法人平均給与の約1.2倍の社員給与水準を常に目指しています。
農業法人の経営において、「高品質」「生産向上性」「社員給与水準引き上げ」を目指すためには、「個の力」ではなく「考える組織」の力を上げることが必要だと考え、2018年から取り組みを開始しました。

ダイコン(大根)は、野菜の一世帯あたり年間消費量がキャベツ、タマネギに次いで、三番目に多い品目として知られています。
私たち大崎農園は、現在毎年120haの冬春ダイコンを地域に合った煮物やサラダ・冬の代表的な料理である“おでん”という形で全国の食卓に届けています。
私たちは西日本最大のGLOBALG.A.P.を取得したダイコン農業生産法人であり、令和3年度「GFPグローバル産地づくり推進事業における採択産地」にも認定されました。みどりの食料システム戦略やスマートフードチェーンが進められる日本農業の未来に対して、生産から出荷までのデジタル化を行い、気候変動と食品ロスに対応する産地を目指します。
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コンソーシアムの内容

コンソーシアム設立の背景

2000年以降の国内農業生産法人は、経営陣が生産活動の多くを意思決定するトップダウン方式(中央集権型)で、事業成長・規模拡大が行われてきました。
ミレニアム世代が農業幹部職となっていく今後は、外部環境の急激な変化を、各現場でデータにより把握し、最適な意思決定をするボトムアップ方式(自律分散型)組織へのシフトが求められております。
 本コンソーシアムでは、「データの活用」(仕組み)と「組織の育成」(運用)の両輪を回し、国内の主力品目であるダイコンにおけるデジタル化と組織変革を行います。

コンソーシアムの内容

・気象の変化に対応した持続可能なスマート農業・データ活用産地の形成
・データと組織の両面からの課題領域の洗い出し
・持続可能なスマート農業技術の仕組み(データ)と運用(組織)の設計
・社員に向けたDX推進研修の実施

コンソーシアムで目指す成果

  1. 収穫適期の早期把握による、大規模生産計画と組織対応力の向上
  2. 労働時間の傾向予測を用い、気象変動に対応した現場での作業工程組み換えを実現
  3. 出荷場での圃場別成果のリアルタイム把握と、他工程への連動できる人材育成
  4. オールジャパンでの輸出の取り組み強化、輸出環境・(カットダイコン等)加工施設の整備
  5. 環境負荷低減に向けた作業工程の見える化と、消費者を意識した流通・小売企業との相互連携